こんにちは、Mr.Kです。
今日は私のライブ配信から
特に重要なテーマを
ブログ形式でお伝えします。
今回のテーマは
「先導株の変化と資源シフト」
「プロスペクト理論と保有効果」
「今の相場に必要な戦略とリスク認識」
この3つです。今は“なんとなく変化している”相場。
資金の流れ、投資家心理、そして戦い方。
この3つを合わせて見ることで、
いま取るべき行動が自然と見えてきます。
先導株の変化と資源シフト
最近の相場を見ていて、
なんとなく先導株が変わってきたな
と感じています。
日経平均はじわじわと持ち直し、
TOPIXも前の安値を
抜けそうな流れになっています。
米国株も底を打ったような雰囲気があり、
全体の空気は悪くありません。
ただ、その中身を見ると
資金の流れ方が以前と違う。
日本株では
INPEX(1605)がオールタイムハイ、
三井金属、藤倉、三井海洋開発など、
インフレ・資源・レアアース関連が
明らかに強い動きを見せています。
もちろんIT・半導体の復活の可能性は
依然としてあるものの、
NVIDIAの流れを見ていると
テクノロジーの勢いが一旦
崩れているようにも感じます。
一方で
国際エレクトリック(6525)のように
強さを保ったまま
オールタイムハイを更新する銘柄もあり、
すべてのIT銘柄が弱いわけではありません。
ただ、それでも
今“最もわかりやすいテーマ”が何かといえば、
私はやっぱり資源・レアアースだと感じます。
レアアース、金属、ガラス繊維、材料系──
日本電気ガラス、日本外資、日東紡績など
「製品より一段前の工程」にあるような銘柄が
ふわっと浮き上がってきている。
10月の主役だったキオクシアのような
“爆発系”銘柄が一旦落ち着き、
相場が次のステージに入る準備を
進めているようにも見えます。
こういう動きの変化は、
熱くなりすぎず、しかし
絶対に見落としてはいけない部分です。
プロスペクト理論と“保有効果”による投資家心理
相場が読みにくい時ほど
人は心理の罠に引っかかります。
プロスペクト理論では
「得よりも損の方が2倍つらい」
と言われますが、
これは本当にその通りで、
含み益があると
“今のままでいいや”と動けず、
含み損があると
“どうせ損してるし、行っちゃえ”
と無謀な行動をしやすい。
さらに
“自分が持っているもの”への愛着が生まれる
保有効果も強烈です。
含み益を持っている時は
失うことが怖くて動けなくなり、
含み損の時は
逆にリスクを取りたくなる。
だからまず
自分が今どちらのモードにいるのかを
自覚することが最初の一歩
なんですよね。
うまくいっている人は、
ここから来るかもしれない
“大チャンス”を見落としがち。
逆に損している人は、
自暴自棄のように
リスクを取ってしまいがち。
どちらも
「心理のフレーム」が
行動を歪めてしまうんです。
だからこそ、
未来を一度想像して、
そこに向けて準備することが大事。
うまくいっている人は
“次の相場が本番かもしれない”と
心の準備をしておく。
損している人は
“簡単な相場が来るまで待つ”
という冷静さを取り戻す。
どちらのタイプであっても
この心理の罠を理解するだけで、
行動は大きく変わります。
今の相場に必要な戦略とリスク認識
今の相場は、
短期の陽線・陰線に
ほとんど意味がなくなる時期です。
下がったから売る、
上がったから買う、
という動きが通用しづらく、
ランダム性が増している。
だからこそ
「わからない時にリスクを取らない」
これが本当に大事になります。
個別株の読みが難しいなら
ETFでまとめて持つのもアリ。
あるいは、一度現金化して
わかりやすいタイミングを待つ。
ソフトバンクグループのように
流れが完全に崩壊している銘柄に
手を出すのは論外。
逆に、藤倉、三井金属、国際エレクトリック、
三井海洋開発、建設株など、
“綺麗な動き”をしている銘柄は
引き続き注目できます。
ただし、
「綺麗に上がっている」ものを優先し、
“なんとなく買いたいだけの銘柄”を避ける。
10人中8人が簡単に買えそうな銘柄は
だいたい結果が出ません。
もしどうしても難しいと感じるなら、
金やGDXのような
長期の流れが崩れにくい資産で
時間を稼ぐという選択も有効です。
いずれにしても、
焦らず、
決めつけず、
未来の可能性を閉じないこと。
今の相場は
“無駄にリスクを取らない時間”
でもあるわけです。
まとめ
今の相場は、
先導株がなんとなく変化している
微妙なタイミングです。
資源、レアアース、材料系は強い。
半導体は一部だけが踏ん張っている。
決算前で荒れやすい。
こうした状況だからこそ
プロスペクト理論・保有効果・フレームといった
投資家心理の罠に
飲み込まれないことが大切です。
・うまくいっている人は
“大きなチャンス”を見落としがち。
・損している人は
“無謀なリスク”を取りがち。
だから、
自分の心理モードをまず理解して、
取るべき行動を切り替える。
そして、
無駄なリスクを取らず、
未来のチャンスを逃さない準備をする。
今の相場環境は
そのための“整える時間”でもあります。今日の話が、
みなさんの投資判断の
小さなヒントになればうれしいです。
